Baroqueの優雅な昼下り②

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ヴェネツイア・ルネサンスの巨匠たち

ヴェネツイア・ルネサンスの巨匠たち  アカデミア美術館所蔵
於 国立新美術館
ヴェネツイア ルネサンス はパスするつもりでしたが、
6時からの 新橋演舞場 まで、時間がありすぎるので
六本木までいってきました。
イヤホンガイド を、初めて借りました。
イヤホンガイドを聞きながらの ゆくり鑑賞 は、いいものですね。
ヴェネチア アカデミア美



家元ベッリーニの ‘赤い智天使の聖母’ が、きてました。
多くの聖母子像を描いてるベッリーニ!

私はこの展覧会のおかげで
2回の旅行を思い出しました。
一つはイタリア旅行です。
ヴェネチアで以前 ↓のベッリーニのフラーリの祭壇画をみるために
ヴェネチア中を歩きまわり フラーリ聖堂を探し回った事があります。
やっとたどり着くことができました。
それは、フツーの小さな聖堂でした。
これは、みつからないわ・・・と思ったことをおぼえてます。
(後で聞きました。イタリア人は地図など少しくらい間違てても平気なのだそうです・・・)
とても、うれしかったのですが、
アカデミア美術館にたどり着く前にヘトヘトでした。
ヴェネチイアルネサンスのベッリーニはさすがの存在感でした・・・・。
ベッリーニ サンタマリアフラーリ聖堂 - コピー
ベッリーニ(1488年 ヴェネツイア サンタ・マリア・デイ・フラーリ聖堂)

もう一つは、別の時期ですが、NYです。
そのベッリーニの作品を
偶然入った 邸宅美術館フリック・コレクション・・・・・!
見ました。
ベッリーニは海を渡ってました・・・
ベッリーニらしからぬ ベッリーニの作品 ↓
アメリカの宝物ですね。
ベリーニ聖フランチェスコ NYフリックコレクション - コピー
聖フランチェスコ(1480~90年頃) NY フリック・コレクション




この展覧会で新しい発見もありました。
カルロ・クリヴェッリの絵が2点ありました。
1480~90年 テンペラ/板
なぜ クリヴェッリ が・・・
と思いました。
クリヴェッリはヴェネテイア生まれだったのでした・・・。
なぜか、私は北方の生まれ と、信じてました。
いい作品(有名な作品)は、現在ヨーロッパの北側にあるような気がします・・・
(ヴェネテイアに居られなくて 北方にいったらしいです。
調べたらなんと
人妻を誘惑してその罪でヴェネチアを追われたのだそうです・・・)
面白い発見でした。
澁澤龍彦をして ‘冷艶な美しさに耽溺したスキャンダラスな画家’ と言わしめてます。
今回の絵はそれ程でもないですが、
神さまに近い細密画・・・・、
クリヴェリ カルパッチョ
カルロ・クルベッリ(1480~90年 テンペラ/板)
聖セバステイアヌス    福者ヤコポ・デラ・マルカ


イタリア料理の名前にもなってる
カルパッチョ!
(おいしいですよね。)
ヴェネチイアの中では好みの一人・・・
クリヴェリ カルパッチョ - コピー
ヴィットーレ・カルパッチョ(1504~08年 油彩/カンバス   ヴェネチア、ジョルジョ・フランケッテイ美術館)



ヴェネチアは、その地理的条件のおかげで
外部からの影響を受けてきました。
ビザンチン、トルコ等の文化が入り込み
ある意味東方の雰囲気はありました。
そういう文化は早い時期に成り立ってました。
そして 後に
フイレンツエ ローマ と一線を画すヴェネテイアルネサンス様式が遅れて登場しました。
躍動感あふれる色彩 光 影 おおげさにいえば印象派 ドイツロマン派に至ります。
(マニエリスム バロック ロマン派・新古典派経由)


来日してる作品は
ここに大テイツイアーノ先生の登場です。
このベリーニを師と仰いだ巨匠は
90歳近くまで頑張ったようです。
今回来ている 受胎告知 は、
後のマニエリスムのエル・グレコを彷彿とさせてくれます。

テイツイアーノからの
影響をおおいに受けた(子弟関係にあったといわれてる)
パオロ・ヴェロネーゼとテイントレット。
通り過ぎようと思った両ヴェロネーゼと両テイントレット・・・
↑のチラシにあります。
なんかよく似てて区別がいまいち。
反省して
家に帰り パオロ・ヴェロネーゼの画集をみてみました。
いいわア・・・・。ヴェローナ出身のパオロ。
挑戦相手が一人ふえました。
いいえ、勉強させていただきます。
師 として。

      ・・♪・・
ところで
今回は、ジョルジョーネは 来ませんでしたね。
現存画も少ないから当然でしょう。
大分前にアカデミア美術館でみてます・・・・
ジョルジョネのテンペスタ アカデミア美術館


先日、デユラーの画集を眺めていたら
デユーラーは、ベッリーニのこのフラーリ聖堂の祭壇画に感動し、
後に
四人の使徒 を作成したようです。
ヂューラー4人の使徒 - コピー
福音記者ヨハネ、使徒ペテロ(左)
使徒パウロ、福音記者マルコ(右)
この四人の聖人の高貴な姿に
深く感銘し ‘晩年の 四人の使徒’ を描いた。
と、書いてあります。
ベッリーニから影響を受けたデユーラーのお話。
そういわれれば似てます・・・・

ダ・ヴィンチの影響は受けなかったの・・・・
私の好きな 博物誌 ↓

ヂューラー博物誌 - コピー


そのヘエラリー聖堂の主祭壇画は、 ‘テイッチアーノ28歳の傑作 聖母被昇天’
88歳まで生きた巨匠の若き日の傑作・・・・。
若さに乾杯。

テイッチアーノ 聖母被昇天 1516年28歳     (ヴェネテイア フエラーリ聖堂)
テイッチアーノ 聖母被昇天 ヴェネテイア サンタマリアフエラーリ聖堂1516年28歳



[ 2016/07/28 11:42 ] 展覧会 | TB(0) | CM(0)
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Author:Baroque
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