伊豆の長八展にいってきました。
伊豆の長八とは、幕末・明治の空前絶後の鏝絵師です。
伊豆・松崎出身で東京で活躍した左官です。
漆喰壁に鏝(こて)を使って浮彫と彩色をほどこした装飾は鏝絵と呼ばれ
長八の鏝絵は前代未聞といわれました。

故郷・松崎周辺では、長八の作品保存が進められてます
が、
東京では,沢山の作品が失なわれているようです。
この展覧会の会場でビデオをみましたが、谷中の全生庵にも長八の地蔵菩薩像があります。
私は 幽霊 ばかりみてましたが、次からは、このお地蔵さんをおがみます
東京橋戸稲荷神社本殿扉絵 狐図 ↓

幸いなことに松崎には長八の作品が沢山残ってるそうです。
長八の出身地伊豆・松崎は
冬は西風が強く、
この風を防ぐため屋根や壁の養生のために左官職人が大勢出たといわれてます。
長八美術館と浄感寺にいろいろあるようです。
↓の写真は、松崎にある
重文・岩科学校(明治13年完成)
伊豆地方最古の小学校で 長八の作品もある と伝わってます。

ちなみに 旧開智学校(重文) ↓

私はこれらの擬洋風建築が大好きです・・・
10月18日(日)まで
武蔵野市立吉祥寺美術館
ところで、このたび 漆喰鏝絵なるもの を意識して拝見して 気がつきました
まあ、ある種の古い民家にもあったものですが、
先日、お蕎麦を食べた 永田町黒澤 の外壁・・・。
これも 漆喰鏝絵 と思います。


面白い と、思ってスマホで写してました・・・。よかった。